令和5年度のNAGANOスマートシティコミッションビジネスプランコンテストの受賞プランをご紹介いたします。
今回のビジネスプランコンテストでは、NASCとの連携によって発展できる可能性が高いビジネスプランとして大賞1組と審査員特別賞2組が選ばれました。
【大賞受賞プラン】
大賞は、株式会社ベスプラの遠山陽介様が発表した“「健康」と「商業」を持続可能にするNASCとデジタルサービスの共創提案”が受賞しました。提案は、健康アプリと健康ポイントを活用した、中高齢者向けの健康セルフケアサービスです。このアプリの継続的な利用が、生活習慣病や認知症の予防に効果をもたらし、また、健康ポイント制度により商業の好循環化を目指します。
[審査員コメント]
他の地域で展開されている実績を参考にして長野市の特色を活かした変化を付け、市街地だけではなく、中山間地域でもサービスを展開し、長野市域に馴染むサービスになることを期待しています。
NASCでは、大賞を受賞したプランに対して実証に向けた支援を行います。
【審査員特別賞受賞プラン】
審査員特別賞には、以下の2つのプランが選出されました。
株式会社プラントフォームの遠崎英史様が発表した“棚田ポニックス”は、中山間地域の休耕田を活用した循環型農業(アクアポニックスシステム)の実現を目指します。チョウザメ養殖を通じて設備投資の早期回収や安定収入化を目指し、国内で輸入品と価格競争力のある品目の生産を行い、持続可能な食料供給と食料システム戦略への貢献、食品ロスの削減、団塊世代の問題への対応をねらいとしています。
[審査員コメント]
長野市に数多くある傾斜地を有効利用する点が魅力的であり、良い生産物ができたときにブランド化し、うまくマーケットと繋げて広がっていくことを期待しています。
PLEN Robotics株式会社の赤澤夏郎様が発表した“「SNOW Improves(スノーインプルーブス)」IoT技術でスキー/スノーボード技術を可視化し、ウィンタースポーツの活性化を目指す”は、IoT技術を活用してウィンタースポーツの活性化を目指すサービスです。デジタルデバイス「SNOW Improves(スノーインプルーブス)」を用いて、スキーやスノーボードの技術を可視化し、データに基づいたコーチングを提供することで、コアなユーザーのモチベーション向上やインバウンド需要の喚起を目指します。
[審査員コメント]
スキー技術向上のためのサービスに留まらず、そこから派生して違った効果をもたらすものを長野の企業など関係者と連携して検討いただくことを期待しています。
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