9月15日(金曜日)令和5年NASC対話型勉強会「めぐる・つながるサーキュラーシティ長野をみんなで考えるフューチャーボード」を開催しました。
北欧のスマートシティの実例を学ぶとともに、オンラインホワイトボードを使用し、第1回ワーキンググループに参加していない会員の皆さんや、学生、個人参加者も巻き込みながら、長野市の未来をともに想像し、対話を行いました。
概要
日 時 令和5年9月15日(金曜日)17:00~19:00
場 所 オンライン
参加者 NASC会員、学生、一般参加者、市職員など約60名
ファシリテーター SUNDRED株式会社 チーフエバンジェリスト 上村 遥子氏
プログラム
インプットパート インスピレーショントーク&インタビュー対談 「北欧のスマートシティから学ぶリビングラボでのまちづくり」 安岡美佳氏 ロスキレ大学/サステナブルデジタリゼーション准教授 ミニワーク: NASC会員企業と市民が「産学官x民連携」で協力すると実現できそうなことは?
ディスカッションパート ワーキンググループプロジェクトディスカッション Q1 プレゼンされた「まちのビジョン」と今の長野市がそうなれてない理由は? Q2 ギャップを埋めるアクションやアイディアをだしあおう Q3 出てきたアイディアの提供価値を考えてみよう
対話から明らかになった参加者の期待
参加した皆さんがふせんに書いたキーワードから、“持続可能で安全な、市民同士が協力し合う、地域の資源を活かせるコミュニティ形成”を期待していることが読み取れました。
地域の課題解決 長野市及びその周辺地域の多くの課題を認識しており、それらを解決するための協力が必要だと感じていることが読み取れました。具体的な課題としては、人流や利益の減少、過疎化、生活の困難さ、移動の問題、ゼロカーボンの取組意義の浸透、持続的なコミュニティづくりの難しさなどが挙げられていました。
持続可能なコミュニティの形成 環境問題やゼロカーボンの取組、持続可能なまちづくりなど、サスティナブルな視点でのコミュニティづくりが求められていることがわかりました。
交通・移動手段の最適化 バス停までの距離、バスの本数、交通網の設計、柔軟な移動手段の必要性など、移動に関する多様な問題点が挙げられていました。
地域資源の活用と価値の理解 地域の森林や古民家、伝統工芸など、地域固有の資源や価値をどのように活用し、その価値を理解して共有するかが課題として挙げられていました。
コミュニティとの結びつきの強化 人との繋がり、自治会の見直しやIT導入、コミュニティづくりなど、市民同士の結びつきや協力の重要性が認識されていました。
市民の意識と行動の変革 ごみの減少、食べ残しのない食堂、笑顔の街づくり、地元の魅力の発信など、市民一人ひとりの行動や意識の変革を促すキーワードが多く見られました。
安全と防災 地域の安全を守るための取り組みや防災、災害時の対応策が重要視されていました。
新しい価値や体験の提供 新しい世界観の実現、長野市を「日本の北欧」としてブランディング、モノのシェアリング、子どもたちが未来をつくれる場の提供など、新しい価値や体験の提供に期待が寄せられていました。
今後のスケジュール
勉強会で得られた新しい視点やアイディアを加えて、第1回ワーキンググループで考案された各チームのプロジェクトを磨き上げていきます。詳細は資料をご覧ください。
※プログラム内容は変更の可能性があります
第2回ワーキンググループ 日時 令和5年9月29日(金曜日)15:00~18:00 会場 長野市生涯学習センター
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